IPv6アドレスとは
IPv6アドレスのフォーマット
IPv6アドレスの表記法は、x:x:x:x:x:x:x:xで表現できる ※xは16ビットの16進数
0が4つ連続するフィールドは、「0」の1字で表現することが出来る
また、0が連続するフィールドは、1つのアドレスで一か所に限り、「::」で入力することが可能である。
IPv6アドレスの表現例
・123A:3323:0000:AABA:0000:1221:ABDC:12AA
・1234:AAAA::AAAA:0:ABCD:1233
・0:0;0:0:0:0:0:0 ※ループバックアドレスで、::1でも表現可能
・0:0:0:0:0:0:0:0 ※未指定アドレスで、::でも表現可能
IPv6アドレスタイプ
■ユニキャストタイプ
・アドレスは単一インターフェース用
・複数のタイプが存在する
■マルチキャスト
・1対グループ
・より効率的なネットワークの利用が可能
・より大規模なアドレス範囲を使用
■エニキャスト
・1対最寄りのアドレス
・複数のデバイスが同じアドレスを共有する
CCNA試験で問われるIPv6アドレス知識
◆IPv6で定義されているループバックアドレスは::1だけである
◆リンクローカルアドレスは、先頭10ビットがfe80::/10で始まるアドレスである
◆グローバルユニキャストアドレスは2000::/3から始まるアドレスである
◆IPv4からIPv6に移行することで得られる利点は以下の3つが挙げられる
1.アドレスの自動コンフィグレーション機能
2.ブロードキャストがなくなるため、サブネット全員に対しての負荷がなくなる
3.32ビットから128ビットになることによって、グローバルアドレスの数量に絶対的な余裕が生まれるため、NATの必要性がなくなる
4.チェックサムフィールドやフラグメントフィールドが廃止されたため、ヘッダ構造が簡略になっている
5.拡張ヘッダを利用しIPsecを実装することが出来る
6.エンドユーザが特別な初期設定をしなくても、IPアドレスやデフォルトゲートウェイを自動取得する、プラグ・アンド・プレイ機能を実装している