リンクステートプロトコルのあれこれ
リンクステートプロトコルとは
リンクステートプロトコルとは、隣接ルータの情報を読み取り、ルーティングテーブルを自動で作成するプロトコルです。主にOSPFに代表されます。
リンクステートプロトコルに対して、ディスタンスベクタ型プロトコルというのもあります。こちらはネットワーク全体の情報を読み取り、ルーティングテーブルを作成します。主にRIPに代表されます。
OSPFのルータIDの決定方法
1.Router-idコマンドで明示的に設定したアドレスに決定
2.Router-idが設定されていない場合は、対象ルータのloopbackインターフェースアドレスのうち、最大のアドレス
3.1.も2.も設定されていない場合は、そのルータに設定されてある物理インターフェースアドレスのうち最大のもの
内容
リンクステートプロトコルがLSDBを構成するために必要な情報
リンクステートプロトコルがLSDB(トポロジテーブル)を構成・維持するためには、以下のメッセ0ジが必要である
①他のルータからのLSA
②Helloパケット
LSDBの確認には、show ip ospf database コマンドを使用する
OSPFの設定にはワイルドカードマスクを使う
OSPFの設定を入れるには、router ospf 数字コマンドと、networkコマンドが必要
network 10.0.0.0 0.0.0.255 area 1
上記のような形式となる。ポイントは、サブネットの記法ではなくワイルドカードマスクだということ
OSPFがネイバー関係を形成するために一致しなければいけない項目
1.エリアID
2.認証データ
3.ネットワークマスク
4.Helloインターバル
5.Deadインターバル
6.スタブエリアフラグ